PoEネットワークデバイス向けのハイパワーバジェット

HNS-8605Pは、PoE+（IEEE 802.3at）に準拠しており、各PoEポートあたり最大30Wの電力を供給できます。電力を大量に消費するデバイスに対しても、シンプルな「プラグアンドプレイ」方式で接続できます。

リモート管理機能

HNS-8605Pの管理インターフェイスは、PDアライブチェックやPoEスケジューリングなどのPD制御機能を利用することで、中央の管理場所からリモートデバイスを効果的に制御し、運用の効率化と信頼性の向上が可能になります。

• PDアライブチェック - リモートでデバイスの稼働状態を確認できるため、問題が発生した場合に迅速に対応できます。必要に応じてデバイスをリモートで再起動できるため、現地に赴く必要がなくなり、移動コストや時間を大幅に削減できます。
• PDスケジューリング - PDスケジューリング機能を活用することで、電力供給の効率を最大限に引き出すことができます。スケジュールを設定することで、特定の時間に重要なデバイス（監視カメラ、アクセスポイントなど）に十分な電力を確保できます。

DINレール電源アダプタ（AC-DC）および端子台

DINレール電源アダプタは、交流電源（AC）を直流電源（DC）に変換する一次電源として機能します。これにより、直流電源が必要な基板やデバイスに対して適切な電力を供給します。6ピン端子台は、AC電源からの一次入力と、DINレール電源アダプタからのDC出力を接続するための端子を提供します。「DINレール電源アダプタ」と「6ピン端子台」を組み合わせることで、産業用アプリケーションにおける電源管理が一層効率的かつ信頼性の高いものになります。

コンパクトなサイズと簡単な設置

HNS-8605Pの自動MDI/MDI-X機能は、接続の手間を省き、ネットワーク構築をスムーズにするための重要な要素です。様々なスイッチやハブとの接続が容易になり、ネットワークの設計や拡張が効率的に行えます。

効率的なネットワーク監視とプロアクティブな機能

SNMPを使用することで、複数のネットワークデバイスを中央から管理でき、全体の状態を把握しやすくなります。QoS機能を利用することで、異なる種類のトラフィックに優先順位を付け、重要なデータが常に十分な帯域を確保できるようにします。また、IGMPを活用することで、マルチキャストトラフィックが必要なデバイスだけに配信され、無駄な帯域を消費することを防ぎます。